定年後その日暮らし

60歳で定年退職、2023年10月より特別支給の老齢厚生年金受給中のキラキラです。地方移住も考えましたが、現在は大阪市内で賃貸住まい。退職後は、夏は北海道、冬は南国タイで過ごす計画でしたが新型コロナで北海道だけに…リタイア後の1人暮らしの日常を週一のペースを目標に記していきます。            

年金請求書と繰り下げ受給

郵便受けに緑の封筒、日本年金機構とあります。何かなと開封すると19ページもある年金請求書でした。うち雇用保険被保険者番号、それを確認できる書類の添付が必要というのは困りましたが、奇跡的に「少なくとも2年間は大切に保管して下さい」と赤いスタンプが押してある『雇用保険料受給資格者証』が残ってました。既に3年以上経ってますが。

年金請求書は、64歳の誕生日の前日以降に、添付書類とともに年金事務所に郵送か、窓口に持参と記載がありましたのでまだ3ヶ月先の話ですが、今年の夏も北海道滞在を計画しているので郵送になりそうです。年金請求書の提出を7月として決定通知書が8~9月、支払案内(振込のことでしょうね)9~11月として、この「特別支給の老齢厚生年金」受取開始は10月~12月というスケジュールでしょうか。来年はついに年金生活者の仲間入りです。

繰り下げ受給のチラシ

同封の'70歳では42%UP'と誇大広告のようなチラシ、身近になってきたので読んでみました。お金の事ですから自分に当てはめて具体的な数字で検証してみます。キラキラの老齢年金の見込額(年額)は227万ですが簡単に200万とし、65歳の男性の平均余命19.85年(84.85歳)とあるのでこれも20年(85歳)とします。平均の85歳まで生きると

65歳開始の受給累計は 200×20=4000万。70歳に繰り下げ受給すると、受給累計は 284(200の42%増)×15=4260万。20年で65歳開始より受給累計が260万多くなります。

65歳開始は70歳迄の5年で毎年200万、累計1000万受給します。70歳開始は毎年84万多く受け取り、この1000万の差を詰めていき、追いつくのが1000÷84=12年後の82歳直前です。それまでに逝くリスクは大いにありそうです。10年遅らせる75歳受給開始は年168万(84%)増、10年分の2000万を回収するのは87歳、平均85歳で逝くと損ですね。

男性平均の85歳まで生きたとして20年間の差額は260万。利回りは? 長期投資ならexcelの出番と、irr(内部利益率)という関数で計算した -200万を5年、+84万を15年の20年のデータの利回りは2.4%です。現在と将来のお金の価値が違う(10年、20年後の方が価値が低い)のを考慮した利回り計算だそう、昔会社で使ったような気がします。

90歳で680万(20年 利回り4.5% )、95歳1100万増し(25年 5.6% )と長生するほどお得になる計算ですが、キラキラには厳しそうです。

このチラシは、繰り下げ5年の70歳受給開始で42%年あたり受取額が増えるメリットだけ強調していて、遅らせる年齢から12年以上生きないと受取総額が減るというデメリットに触れていません。裏面の注意事項の最後にさらっと繰り下げで医療介護の自己負担や保険料税金が増える場合があると記載されてます。私は年金控除額110万を5年も流すのはあまりにもったいないと思うのですが、どうなんでしょうか。

キラキラは今のところ65歳受給でいくつもりです。因みに年金保険料納付額累計は会社負担も含めると4000万ちょい、82歳で受給累計が追い付きますが、どうなるでしょう。

通り抜け終了後の桜

葉桜ですがまだ咲いてる品種もあります。