定年後その日暮らし

60歳で定年退職、2023年10月より特別支給の老齢厚生年金受給中のキラキラです。地方移住も考えましたが、現在は大阪市内で賃貸住まい。退職後は、夏は北海道、冬は南国タイで過ごす計画でしたが新型コロナで北海道だけに…リタイア後の1人暮らしの日常を週一のペースを目標に記していきます。            

野迫川村から高野山参詣

7月1日雨、前々日と前日の晴れ曇りの天気での小旅行から戻っての休息日です。時々雨の蒸し暑い日々が続いてますが、1泊2日で近場へ避暑に行くことにしました。検討した候補は3つ、奈良県のそれなりに標高の高く涼しそうな場所で、東から曽爾村天川村野迫川村(のせがわむら)の中から、ホタルがシーズンの野迫川に決めました、温泉もあります。高野山からさらに南へ車で1時間弱行ったところにあり、難波から南海電車で終点極楽橋下車、ケーブルに乗り換え高野山へ上がると宿から迎えの車が来るという段取りです。6月28日の夕方にネット予約した時は空き室10以上、温泉を一人占め出来るかなと期待してしまいます。普通の人は梅雨明けの夏休みに行きますよね。
南海高野線プラットホーム
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6月29日13時難波発の特急こうや(4輌編成)は各車輌多くて5人の乗車でした。関ヶ原の合戦後に真田昌幸・幸村が蟄居していた九度山(富有柿でも有名)をゆっくり通り過ぎ14時17分に極楽橋駅に到着、そのままケーブルに乗り込み、14時28分に高野山駅へ。15時10分にホテルの送迎バスに乗って16時に野迫川のホテルにチェックイン。支配人によれば、コロナ影響でキャンプ場は予約が多いがホテルの方はさっぱり、野迫川村は全員ワクチン2回接種済みだそうで、関西の接種が早く進むのを期待しているとのこと。
野鳥(ホオジロオオルリキセキレイ)
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食事前に川沿いを1時間探鳥散策してから単純硫黄泉の温泉に一人で浸かり、五十肩の右腕・肩を温めました。
ホテルの夕食
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夕食はアマゴの塩焼きとカシキ鍋 (カモ、イノシン、キジ)、右からカモ、キジ、猪肉の順に食べて、野菜と麺も食べ、最後は雑炊で満腹、満足です。その日の宿泊は他に2組いたのですが、大阪から来たらしい高齢者カップル、特に男が食事中喋っりぱなし、隣の席のご夫婦は黙食、間隔は十分とは言え、お気の毒です。「喋ってるのわしらだけやん」って、お前だけや、酒飲んで大きな声出すな、ど阿呆、しゃべりはほどほどに味わいましょうって書いてあるでしょ。
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蛍の光😓上手く撮れません
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部屋で少し休んだ後、夜8時に懐中電灯を借りておすすめの蛍スポットへ向かいます。川沿いの道を上流へ5分ほど歩くと山側を蛍が舞っているのが見えて来ました。前方の川側の木立の間では百匹を超える蛍が一斉に光を点滅させていてイルミネーションのよう、上の夜空は満天の星が輝いているという幻想的な美しさの中でしばらくたたずんでいました。深い山の中の川沿いで涼しくて虫も車も来なかったので助かりました。ここまで沢山の蛍を見たのは子供の時に讃岐の親戚のところで蛍の乱舞(源氏蛍も平家蛍も一緒で圧巻)を見た時以来ですから半世紀振りでしょうか。ここは平家蛍で控えめな、少しはかない感じです。久々に美しいものを見れて良かったです。
ホテル裏を流れる渓流のアマゴ
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翌朝は6時に誰もいない温泉を満喫します。朝食は朝7時と早いので私一人でした。従業員は、ネパールからの技能実習生が2人、ナマステと挨拶すると大喜びしてくれました。食後、川沿いを散歩しながら渓流を泳ぐアマゴを撮影しました。10時チェックアウトでマイクロバスで高野山奥の院近くのバス亭(中の橋)まで送ってもらいます。
御廟橋前から(橋から奥では撮影禁止)
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壇上伽藍
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高野山は2回目です。中の橋から弘法大師空海が眠る御廟までひっそり、ひんやりとした参道を歩き参拝、帰りは一の橋まで参道を歩き、そのまま根本大堂、壇上伽藍と歩いて見て回りました。お昼は、野菜と胡麻豆腐の天麩羅に龍神うどんなるものを食べました。
金剛峯寺
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金剛峯寺へ戻り、そこから女人堂まで歩いてバスを待ちます。ガイドブックのウォーキングコースでは大門から弁天岳を通って山道を女人堂へ行くのですが、さすがに力尽きました。朝温泉入って、川沿い散歩後、汗流そうともう一度さっと温泉に入ったからでしょう。
女人堂
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来たバスに乗り込むと例の喋りの大阪のオッサンが、「野迫川で一緒のと」声を掛けてきたのでびっくり、軽く頭下げて、前方の離れた席に座りました。あのね、高野山参詣はマスク着用って標識あるよね。公共バスの中でマスクなしで喋ったらアカンでしょ。リフレッシュできていたのが、この人といる間だけストレスを感じました。
特別車輌「天空」
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お疲れモードで帰りの電車でウトウト、難波で寄り道してビールを飲もうという気も起こらず、真っ直ぐ家に帰って冷たい水を飲みました。これで6月も終わり、十分な抗体ができるまで、後1ヶ月の我慢です。次は天川村で数日避暑目的で滞在したいと思っていたら近畿地方は7月20日位まで本格的な梅雨になるとの予報がありました。夏休みに入って混まないか心配です。