4月15日から3泊4日で奄美大島サイクリング旅行をしました。晴れた16日は奄美自然観察の森で9時半から16時まで、曇りの17日は大瀬海岸に寄り1時間ほど探鳥しました。奄美大島での探鳥の目的はアカヒゲに出逢うこと、昨年やんばるでホントウアカヒゲを見損なったので是非ともこの目で見たいと繁殖期である時期を選んだのです。
美しく囀ずるアカヒゲ

自然観察の森へ行く途中の龍郷町役場前にタカブシギがいました。

このあと山に入り自転車で登り坂5kmを上がったのでビジターセンターに着いた時はヘトヘト、9時到着予定が9時30分の到着になってしまいました。道路を渡り森の中へ、まずは左(西側)の散策路から回ることにしました。

シイノキ広場でここでの初の野鳥観察。奄美固有種(アカゲラの亜種)のキツツキです。朽ちた木の幹を大きな音をたてながらドラミングしていました。


野鳥観察小屋の近くの地面にいたオーストンオオアカゲラ♂が木の上の方に飛び移りました。頭が赤いのが♂です。

目的のアカヒゲは囀ずりが所々で聞こえるので居ることは分かりましたが、なかなか見つかりません。近くに雄が飛んで来たのですが葉の向こうですぐ飛ばれました。

散策路を進み、大きな鳴き声のする方向をじっと眺めてやっと白っぽいのを見つけ、カメラでズームしてアカヒゲ♂であることを確認しました。アカヒゲさん、長い時間同じ場所に居たので、暗くて見つけられず困っておられたバーダーさん達に丁寧に説明しても十分間に合いました。囀ずりの動画も撮りましたが画面暗かったです。
アカヒゲ♂


時々ギャーっというカケスの鳴き声が聞こえていました。アカヒゲを待っていると大きめの野鳥が草陰に飛び込みました。急いでカメラを向けシャッターを押して撮れたのは頭から1/3のルリカケス、残念です。

次の機会は木の上の方にとまり、下からではほぼシルエット状態、真っ黒でした😓

15時頃に水場の近くで来るかもと待っていたら、ルリカケスがいきなり飛んできました。

チョンチョンと動くのでピンぼけ気味

15時45分まで待ちましたが時間切れ。それでも奄美固有種のルリカケスを綺麗ではありませんが、なんとか撮ることができて嬉しかったです。地元のバーダーさん曰く、ルリカケスが大島紬村で子育てしてるときは撮り放題だったが巣立ちしたので今はいないそうです。大島紬村はホテル近くなので残念。
15時前には同じ水場にトラツグミの亜種、奄美固有種のオオトラツグミが出てくれました。アカヒゲ撮影で知り合ったバーダーの方にも知らせて一緒に撮りました。



奄美自然観察の森でみられる野鳥4種全てを運良く見て撮ることができました。

4月17日は、サイクリングの途中に野鳥スポットとして紹介されていた大瀬海岸に寄りました。シギ類が多いそうですが、普段見ることがないので何が何だか分かりません。Google lensだよりです。浜辺に座って野鳥が近くに来るのを待ちました。


ムナグロ、超遠いところにいました。

浜辺を切り上げて海辺の林の方に行くとギャーという鳴き声が聞こえました。暫く待っているとルリカケスが枝越しに見えるとこに来てすぐ飛び去りました。2羽いたのでカップルかも。
ルリカケス♂でしょうか?

こちらが♀?

大瀬海岸沿いのサイクリングロードを走っているとまたギャーの鳴き声が、待っていると飛び出して来て3秒ほど枝にとまりました。

更に進むとイソヒヨドリ♂がいました。

イソヒヨドリ、電柱やら電線にとまっていることが多く背景が空になって色が綺麗に出ないのですが、この時は背景が緑でした。
以上で奄美大島の探鳥は終了です。念願のアカヒゲの他、オオトラツグミ、出来は別にしてルリカケスやオーストンオオアカゲラも撮れたので嬉しいです。サイクリングとは別の喜びでした。
また奄美に来ることがあれば、次は名瀬の宿泊を入れて深夜にクロウサギを見るナイトツアーに参加しようと思ってます。夜1人で行くと毒蛇のハブが怖いです。