
物価の番人だったはずの日本銀行、物価高に喘ぐ庶民の嘆きを実感していないのでしょうか、10月の金融政策決定会合もまたまた利上げ見送りでした。「米国の関税政策の影響について不確実性はなお高い」ってトランプさんが大統領のうちはずっと不透明でしょうに。更に総裁会見の「来年の賃上げの初動の勢いが強ければ利上げを判断する」に至っては、キラキラには年内は利上げしませんよと言ってるようにしか聞こえません。できない理由を探すお役人やサラリーマンを思い出してしまいましたが、総裁、執行部って日銀のトップですよね。
円/米ドル為替推移
2020/10 105
2021/10 114
2022/10 148
2023/10 150
2024/10 154
2025/10 154
5年で円の価値が2/3になってますが、円安は日本の窮乏化につながるのでは😂
直前に米国のFRBが0.25%の利下げをしたので日銀は安心したのかもしれませんが、金利据え置き決定後は為替は逆に円安方向に振れて154円台まで円が下落しました。キラキラは、資源をはじめとする輸入品の価格上昇が物価高の主要因だと思っていますので、資源や海外のインフレはどうしようもないですが、為替による部分には手を打つべきではと考えていて利上げ賛成なのです。
低金利は、借金の多い政府や企業、個人は助かり、それがもたらしている円安は輸出企業やインバウンドの恩恵を受ける小売、旅行関係などには有難いでしょうが、キラキラのような庶民、特に退職者・年金生活者にとっては迷惑でしかありません。インバウンドのせいで宿泊、外食はじめ物価高を招いていることもあるかと思われます。日銀には一刻も早い金利の正常化をお願いしたいところです。