定年後その日暮らし

60歳で定年退職、2023年10月より特別支給の老齢厚生年金受給中のキラキラです。地方移住も考えましたが、現在は大阪市内で賃貸住まい。退職後は、夏は北海道、冬は南国タイで過ごす計画でしたが新型コロナで北海道だけに…リタイア後の1人暮らしの日常を週一のペースを目標に記していきます。            

梅雨の合間に県境の山歩き

このところ毎朝平熱35.1~35.3度でホッとしているキラキラです。最近はコロナ下でも楽しめる日帰りウオーキングコース(街中除く)を探して出かけています。自転車で行けるところは行ってしまったので、平日に電車が混まない、座って行けるとなると、スタート地点の関係で東向き奈良方面でしょうか。5月18日は生駒山に続いて葛城山に行ってきました。
当麻寺東塔
f:id:Samasama3:20210520133559j:plain
14日の金曜日に葛城山近くの当麻寺から竹内街道を歩いて奈良・大阪の県境(竹内峠)を越えたのですが、御所(ごせ)まで行って葛城山に登るか迷い、ロープウェイには時間が早すぎたので結局当麻寺で降りることにしました。これが間違いで、その日は天気が良く、ツツジが見頃で、夕方のNHKのほっと関西で葛城山ツツジが紹介されました。晴れの日は翌日の土曜日しかありませんが、この時期の土日の葛城山は激混みな上にTVで見頃のピークと紹介されたものですからどっと押し寄せるのは間違いなしです。後で話を聞くと実際そうでした。

改めて天気予報と睨めっこしながら曇りのち雨の18日火曜日の朝7時に自宅を出発しました。大阪環状線近鉄南大阪線とも席に余裕あって隣に人がいない状態で座れました。8時半に近鉄御所駅を降りるとロープウェイ駅直行バス待ちが20人あまり、同じ考えの人がいるものです。バスは15分程度ですが、車中お喋りで結構うるさかったです。こういう路線こそ「新型コロナ感染予防の為、会話はお控えください」という放送が有効ではないでしょうか。

降車後ロープウェイのチケット売り場(窓口は1つしか開いてません)で4番目に並び順調に進んでいると1つ前のおばさんが後ろを向いて仲間の3人にあんたらのも買うからというとぞろぞろと横に来ます、それって密ですよね。すぐおばさんの順番が来て、さっと往復4人分買って6000円払うのかと思いきや、4人分と言ったものの、「あんた往復かな、どうすんの、えーと3枚往復で1枚片道、やっぱり往復にするわ、4枚往復で、なんぼ、お金頂戴、1500円、うーん2千円しかないで」等々、もう3分以上喋ってます。ここでアナウンス、「間もなくロープウェイ発車します」、私は思わず「はよせんかい」とつぶやきました。おばさん、やっとお金集めて1枚1枚数えて6枚を窓口に、チケット受け取ったら質問などせずにさっさとどきなさい、後ろに並んでる人、間に合わないかもとイライラしてるのに、困ったおばさん達です。

なんとかロープウェイ(始発)に乗り込めました。横の登山口から山頂を目指す人が3人ほど見えました。途中までは眼下に橿原神宮のあたりから奈良東大寺春日山まで見渡せましたが急に霧がかかってほとんど何も見えなくなってしまいました。山上駅から山頂まで10分ほど整備された道を歩きます。ここではマスク着用ですが、その分おばさんグループや女性ハイカー2人連れは、景色を楽しむよりお喋りを楽しむといった感じで喋り続けています。そういえばロープウェイの中でも喋ってました。平日で混んでないので十分離れることができますので大丈夫でしたが、まだまだ変異ウイルスの怖さが伝わっていないようです。自分が感染していないと思うからの行動でしょうが、周りの人は大迷惑ですね。コロナ下のマナーを身に着けていただきたいものです。

f:id:Samasama3:20210520115218j:plain
大和葛城山山頂(959m)に到達、奈良県大阪府の境界から大阪平野を一望できるはずが曇りで何も見えませんでした。
葛城高原
f:id:Samasama3:20210520115404j:plain
さらに5分歩いてツツジの谷へ、登山道を登って来たのでしょうか、先客がチラホラと観覧席(台)に座ってツツジの咲く山の斜面を鑑賞しておられます。見頃のピークを数日ほど過ぎていて結構遊歩道に花びらが落ちていますが、それでも一面のツツジの赤い花が咲いている景色に感動しました。
f:id:Samasama3:20210520115521j:plain
ツツジの木々の中の回遊路を散策して戻ると葛城高原ロッジの前の広場で猿回しをやっていましたので暫くそれを見学してから小鳥の楽園・自然探求路を歩きます。キツツキが木をつついているコンコンコンという連続音が聞こえてくるのですが、残念ながら奥の方にいるようで姿を確認できませんでした。淀川と違って山の中は木が生い茂っているので野鳥の姿を見つけるのはなかなか難しいです。

ロッジでコーヒーでもと戻ってみると営業は11時から、まだ10時半前なのでコーヒーを諦めて登山道を通って下山することにしました、距離は3Kmです。山上駅の手前から登山道に入ると目標位置9という道標の看板がありました。9合目という意味でしょうか。
登山道
f:id:Samasama3:20210520115716j:plain
f:id:Samasama3:20210520115818j:plain
目標位置8、7、6と下っていくと谷底の溝の道が狭くデコボコで歩きにくく、尾根の道へ上がりましたが、こちらが雨で滑りやすくて、2回尻もちを着きました。支えに木の幹を右手でつかんだ時に一瞬ですが五十肩の激痛が走ります。大人しくロープウェイで帰った方がよかったと後悔しましたが、半分下っているので引き戻す元気はありません。細心の注意をしながらそろりそろりと4-1まで来るとあと1kmちょっと、木製の急な階段を降りると上をロープウェイが通過していきます。
櫛羅の滝
f:id:Samasama3:20210520115907j:plain櫛羅(くじら)の滝に立ち寄ったあとはもう危険な個所はなく12時ちょうどにバス停に到着しました。なんと12時3分発の御所行のバスは今週から平日休み、次は1時間後、食堂もないので駅まで歩くことにしました。

f:id:Samasama3:20210520120005j:plain
大和平野を見下ろしながらのどかな田舎道を駅へ向かってタラタラと歩き、お昼食べてみようかと検索すると柿の葉寿司のお店があることが分かりました。
大和寿司夢想庵
f:id:Samasama3:20210520120125j:plain
駅を通り越して13時過ぎに入店、6人掛けテーブルに1人で座り、定食に柿の葉寿司を鯖と鮭と1つづつ頼んでいただきました。店を出ると小雨がパラパラ、家路を急ぎます。電車は空いていてゆっくり座って帰れました。18日火曜日1日で2万7600歩、4時間以上歩きました。今後の天気予報では、5月の平日の晴れ予想は26、27日だけ、近所の公園のアジサイも咲き始めてますのでアジサイの見どころでも訪れてみようかと考えてます。

近畿地方は5月16日、観測史上最も早い梅雨入りをしました。毎日、なかでも週末しっかり雨が降ると人出が減って、新型コロナの新規感染者も減るのではと期待してます。去年の大阪は、第1回の緊急事態宣言後の6月1日~5日は新規感染者ゼロだったんです。その時は、やれば出来るじゃんと感心し、また安心したものですが、東京は新宿など夜の街の20人前後から再拡大、札幌などへも拡散し7月後半から8月の第2波につながった記憶があります。1年前の夏は札幌滞在中にGOTOトラベルが始まり大いに驚いたものでした。今回は、GOTOの代わりに東京オリンピックがある予定ですね。政府には同じ失敗を繰り返さないでほしいものです。