以前から食べに行きたかった冬の味覚クエ、水族館で見る岩かげに隠れてじっとしている大きな魚ハタの更に大きな感じの魚という印象を持っていました。クエ鍋となると1人で食べに行ける店を探すのは困難ですし、あっても隣は鍋を囲んで飲酒ですとこの時期コロナが恐くてビビってしまいます。
そこで探したのが1人宿泊可のクエ鍋プランのあるホテル、和歌山で数少いながらありました。そこで整骨院での五十肩治療の合間に湯治も兼ねて温泉宿へクエを食べに行くことにしました。大阪府隣接の和歌山県ですが、近畿地方では感染者が最も少ない県で、2月に入り一桁になったりしてました。
有名な温泉地白浜の手前の紀伊田辺の温泉へ、大阪天王寺12時半発の特急くろしおに乗って2時間、6号車には乗客2名でした。紀伊田辺駅の弁慶像前に宿のバスが待っていて、10分で海岸の宿に到着しました。
田辺は武蔵坊弁慶の生誕の地だそう
かんぽの宿、部屋の窓から海が見えます
早速、浴衣に着替えて温泉に向かいます。内湯に先客が1名いましたので露天風呂へ、海風が強くかつ冷たいので、のぼせずに長時間湯に浸かれます。
夕食のクエのプラン、1人ですが団らんプランという名前です🤭
湯引き、造り
鍋、荒炊き
唐揚
雑炊
荒炊き以外は、フグのコースと似た感じです。
お客さん少ない上にテーブル間は広く安心して食事できました。かんぽの宿だからか、若い客はおらず、静かでした。
また紀伊田辺は備長炭の里でもあります、初めて知りました。
田辺は、熊野古道 (中辺路)の起点でもあります。昔は、ここから熊野本宮、新宮(速玉大社)、那智大社と順に徒歩で熊野三山を参拝した一般の人も多かったのでしょう。こっそりコロナ退散を祈願して来ます。