定年後その日暮らし

60歳で定年退職、2023年10月より特別支給の老齢厚生年金受給中のキラキラです。地方移住も考えましたが、現在は大阪市内で賃貸住まい。退職後は、夏は北海道、冬は南国タイで過ごす計画でしたが新型コロナで北海道だけに…リタイア後の1人暮らしの日常を週一のペースを目標に記していきます。            

冬の桂離宮訪問

桂離宮外側
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2月4日13時から桂離宮を見学しました。阪急電車の特急が桂駅に停まりますので大阪梅田から約40分で桂離宮に到着です。見学開始時刻の20分前になると門を開けてくれ、係員にスマホの参観許可証を見せるとストラップ・ネームホルダー1番を渡され受付兼待合室へ、1000円の参観券を購入し、参観コースの紹介ビデオを見ながら時間待ちをします。
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桂離宮は、1615年に後陽成天皇の弟、八条宮智仁親王の別荘として、京都の月の名所のここ桂に創建されたそうです。
見学者は少なくて5名でした。ソーシャルディスタンスは十分です。案内は宮内庁の職員の方1名が、低い灯籠や手水鉢を要所に配した回遊式庭園と数寄屋風建物(茶室等)を時計回りに離宮の歴史や見所の一つひとつを丁寧に解説してくれました。後ろを少し離れて男の人がついて来ますが、宮内庁のガイドさん曰く、皇宮警察官の人だそうです。我々のカメラの邪魔にならないようにさっと物陰に隠れたりと本当に御苦労様です。

御幸道(みゆきみち) 小石で踏み固められた道
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松琴亭
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賞花亭
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笑意軒
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昔と言っても江戸時代は隣の桂川と庭の池がつながっていて、別荘だけあって、月を見に舟で遊びに来られたとのこと、但し現在補修工事で3月末まで池の水は抜かれています。
左から新御殿・楽器の間・中書院・古書院
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古書院月見台
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昔教科書で見た、桂離宮といえばこれ(2つ上の写真)、私たちは皇族ではありませんので、残念ながら数寄屋造りの書院の建物の中に上がることはできせんでした。
月波楼
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建物はすべて月見を意識して造られているようです。庭園を歩くのはすべて石道、飛び石、切石と、石の上でした。1時間5分の見学ツアー、あっと言う間でした。基本屋外で密でなく全員マスクして私語は殆ど無し、安心して見学できました。なお職員ガイドさんの桂離宮訪問のお薦めの季節は初夏、新緑の頃です。
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この後、京都の寺町でおばんざいランチを食べ、人通りが少ない錦市場の老舗のお店で丹波黒豆と生麩のお菓子を買ってから戻りました。この日もよく歩きました。
緊急事態宣言下の冬の平日のせいか、電車も隣は空いていて、全体通して、今回コロナ感染の心配を感じる場面は特にありませんでした。