定年後その日暮らし

60歳で定年退職、2023年10月より特別支給の老齢厚生年金受給中のキラキラです。地方移住も考えましたが、現在は大阪市内で賃貸住まい。退職後は、夏は北海道、冬は南国タイで過ごす計画でしたが新型コロナで北海道だけに…リタイア後の1人暮らしの日常を週一のペースを目標に記していきます。            

役行者ゆかりの里へ行く

山岳信仰修験道の開祖といわれる役行者(えんのぎょうじゃ  634年~706年)、彼が開いたのが熊野から吉野に到る大峰山系で、この大峰山修験道の根本道場として現在でも大峰奥駆修行などの修行が行われています。なんと大峰山は今も女人禁制で女性の入山が禁止されているのです。その大峰山の吉野側の入口の手前にあるのが洞川温泉で、キラキラは過去2回宿泊したことがあり、今回が3度目ですが冬に来るのは初めてです。修験道体験コースなるものもあるようですが、私の目的は大峰山での修行ではなくて冬の温泉宿で'ぼたん鍋'を味わうことなのです。

1月16日火曜日、あべのハルカスの下の大阪阿部野橋から13時10分発の近鉄特急で1時間で吉野の下市口駅下車、当駅14時20分発のバスに乗り換え更に70分で奈良県天川村洞川温泉に到着しました。1本後が特急「青の交響曲」でしたか、残念。

洞川温泉街を貫く行者さん通りは両端に雪が積もっているので滑って転ばないようにゆっくり歩いて宿へ向かいます。手袋してないと手がかじかんできますね。

温泉街、途中振り返ると↓

初回泊まった旅館(にしぎ)のところまで上がってきました。ちょっと行き過ぎ、ここから引き返して今回予約した温泉宿の'久保治'に戻り、16時前にチェックインしました。2回目に泊まった宿'紀の国屋甚ハ'の向かい(川側)でした。

ええー2部屋使えるんですか、贅沢です。奥が寝室。トイレ(ウォシュレット)と洗面、冷蔵庫は窓側にありました。夜に超久しぶりにコタツでみかんを食べました。普段はソファーに座っているのですが、この畳に大きめのコタツがある部屋は寛げました。

早速温泉へ。誰もいなかったのでスマホで露天風呂を撮影。その後、この湯にじっくり浸かり冷えた身体を温めました。外気が冷たいのでのぼせず長く浸かれますが、大相撲を観るため30分で切上げ。温泉の泉質は単純泉、弱アルカリ性、源泉の温度は低めなので沸かしています。

夕食のぼたん鍋

白味噌仕立ての出汁でしょうか、豆腐は当地の名水ゴロゴロ水を使ってつくったもの、猪肉もご当地モノで全く臭みがありません。ぼたん鍋で再度身体はポカポカになりました。蕎麦とデザートを食べて満腹で苦しくなってきました。

↓左が久保治、右奥が紀ノ国屋甚八

少し夜風に当たろうと浴衣のまま宿の前の行者さん通りに出ましたが、零下3度と寒すぎてすぐ引き返しました。情緒ある温泉街の通りの雰囲気が好きなのですが、さすがにこの寒さには勝てません。後鬼の湯がありました。確か役行者に従うことになった鬼夫婦の女鬼が後鬼だったような。男鬼の前鬼さんの末裔が大峰山の山小屋を経営されていると何かの番組で見たことがあります。

フロント前のガスストーブで暖を取ってから部屋へ戻り、 1日が終了です。