定年後その日暮らし

60歳で定年退職、2023年10月より特別支給の老齢厚生年金受給中のキラキラです。地方移住も考えましたが、現在は大阪市内で賃貸住まい。退職後は、夏は北海道、冬は南国タイで過ごす計画でしたが新型コロナで北海道だけに…リタイア後の1人暮らしの日常を週一のペースを目標に記していきます。            

駆け足の美瑛、富良野

避暑目的で札幌滞在中のキラキラです。前半に3泊4日で念願の礼文島利尻島観光をしましたので後半は軽めに大雪山山麓の美瑛を選びました。
天気が良く気分が乗れば十勝岳を登ろうかと100均のセリアで熊鈴を買って出かけました。札幌6時30分発旭川行きの特急なんですが、地下鉄の最寄り駅の始発が6時11分、札幌って夜明け早いのだからもっと早く動いてると思っていました。地下鉄は乗継があるのでタクシーで札幌駅まで行って余裕で特急に乗り旭川で下車、バスで白金温泉で降りました。9時50分、ここでタクシーがあれば十勝岳登ったかもしれません。
望岳台探勝路

望岳台まで1時間歩いて登ると汗かいてました。これから先3時間強を登り、また4時間下る気力体力もなく、背中が痛くなるだろう、十勝岳にガスがかかっているのを言い訳に早めに白金温泉を楽しむことにしました。翌日の予定も富良野のファーム富田に変更です。
白金温泉



写真は撮れませんが露天風呂が森に隣接して雰囲気が良かったです。15時、翌朝9時に入ったので1人占めできました。久しぶりに体重を図ると朝食後で62.1kg、増減無しのレベルで安心しました。最近は大丈夫なんですが、白金温泉は痔に効くと評判の湯で、昨秋には別のホテルですが2泊しました。
翌日バスで美瑛駅下車、列車の時間待ちに電動自転車を借りて話題になった時から年月を経たケンとメリーの木、マイルドセブンの丘を巡りました。マイルドセブン、思ったより遠かったです。時間が迫って帰りの坂はスピード出しました。
ケンとメリーの木(日産スカイラインCM)

マイルドセブンの丘(JT)

富良野駅で下車し、タクシーが待機してないので徒歩で何年ぶりかのファーム富田へ向かいます。木陰で昼休み中のM電子の女子社員の方から笑顔で優しい声をかけてもらいました。それも納得、結局30分近く歩いたような、遠かったです。ラベンダーは見頃(7月20日頃)を過ぎてますが、平日なのにかなりの人出でした。天気良く暑かったのでラベンダーソフトクリームと富良野メロンをいただきました。
ファーム富田 (手前がラベンダー)




帰りはノロッコ号に乗りました。前回は中国人観光客で満席だったのを思うと今回はゆったりと車窓を楽しむ余裕がありました。

車窓から赤い屋根の家(美瑛観光ポスターの家)


旭川で特急待ち時間に旭川ラーメンの人気店、天金で正油のハーフをいただきました。

1泊2日の駆け足の美瑛・富良野の旅は終了。残りの滞在期間は札幌でのんびりします。

コロナ、外食ヤバかったかも

札幌滞在も残り1週間となったキラキラです。ブログのシニアの方もぼちぼち感染されている新型コロナBA5、感染力が半端ないですね。今回は成績優秀だった北海道も札幌市中心にこの1週間で陽性者数が急増中です。キラキラ自身は密集している場に近づかず、外食のときも酒の入る夜は避け、午後の空いている時間帯を選んでいました。

札幌の大通り公園のビアガーデンが3年ぶりに開催されて賑わってた土曜日の13時に大通から南に3つ目の通りにあるタイ料理の店へかつての中国語の先生(アラサー、北大卒)と食事に訪れました。入店時は他に2組と1人、土曜日はランチセットはなく空いてました。掘りごたつ式のテーブルに案内されて注文、空芯菜、海老とゴーヤ炒め、ガイヤーン、豚肉サテ―が運ばれてきて食事開始です。安定の空芯菜、甘辛くて美味しく、先生も大満足です。天津の出身なんですが、故郷とは全く異なるタイ料理の味つけが口に合うのでしょうか、喜んでもらえて良かったです。最後のシメ、キラキラのオススメのカニの春雨炒めは特に気にいってくれました。

問題は、その前、サテーやゴーヤを食べていた13時40分頃に日本語を操る若めの白人の男女が入店、隣のテーブルにやってきました。テーブル間は80cmほどでアクリル板のような仕切りはありません。座るなりマスクを外して大きい声ではありませんが会話を始めます、おしゃべりな男です。料理が来るまでマスクしていて欲しいのですが。こっち向いているわけではないので気にしすぎかもしれませんが、今流行ってるBA5は感染力が強いので心配です。外食のリスク、空いていても後で隣のテーブルにどんな人が来るか分からないというのが、当たってしまいました。料理が来るまでに男性が御手洗いに行ってその間会話がなかったのが救いでしょうか。キラキラは蟹の春雨炒めを食べ終えるとマスクをして彼女が終えるの待って会計して店を出ました。スイーツと飲み物は赤レンガテラスのカフェでいただきました。

もし旅行の終わり頃に感染し、飛行機乗れない、ホテルも泊まれないとなるとどうしたらよいのか困りますね。何より食事に付き合ってくれた先生が感染したりすると本当に申し訳ないので何も無い事を祈ってます。感染爆発という状況になるとマスク外した時の事が気になるビビりですから、やはり4回目ワクチン接種を受けることにします。

ついにクマゲラと遭遇

札幌避暑滞在も終盤に差し掛かったキラキラです。昼食後の運動を兼ね南区の真駒内公園へ行って散策していると斜面の林の中の木の下の方の幹に黒い鳥が、カラスかなと迷いながらもデジカメを出してズームすると頭の赤がハッキリと見えました。

クマゲラ、日本で最大のキツツキで1965年に天然記念物に指定された希少動物でした。季節は違いますが真駒内公園にいたという記事やブログは読んでいたので散策のときに注意していましたが、自力で見つけることができて嬉しかったです。周りにカラスが沢山いたのですがカラスと思わずレンズを向けたのが幸いしました。クマゲラさん、一旦下の茂みに降りたので見失いましたが、奥の方へ飛んだので、斜面の散策路を上の方まで行ってから林を見下ろして探すとクマゲラが見つかりました。白樺の樹皮を剥がして虫を食べているようです。また別の木に飛び移ってコンコンコン、木をつついて本領発揮です。結構長い時間見ることができました。









クマゲラは今回の北海道滞在で動画に撮ってみたかった野鳥NO.1でしたので目標達成できて本当に幸運でした。あとはのんびり過ごせます。ご褒美にススキノでも😁

真駒内公園には他にチコハヤブサもいました。樹木の高いとこに留まってました。キーキーと甲高くチョウゲンボウと同じような声で鳴きます。


こちら午前に行った西岡水源地の野鳥、キビタキorオオルリのメス、それともコサメビタキ🤔グーグルレンズの候補では分かりませんでした。まだ1年半に満たない素人だと実感です。

サロベツ原野から札幌に戻る

札幌からの避暑の旅4日目の涼しい朝は幌延(ほろのべ)で目覚めます。まずは幌延駅の窓口で特急券・乗車券を発券してもらってからバスで豊富(とよとみ)へ向かいます。途中、深地層研究センター(核廃棄物を固めて地中深くに保管する為の研究、但し核物質は持ち込まない契約)という立派な施設の前を通りました。所々で反対の看板がかかっていたのはこれだったんですね。日本原子力研究開発機構、信用失ってるからでしょうか。JR豊富駅の隣で電動クロスバイクを借り、特急の発車時刻までの時間をサロベツ湿原一帯のサイクリングで楽しむことにしました。

まずはサロベツ湿原センターを目指して西へ向かっていくと聞きなれた野鳥の囀ずりが聞こえてきました。目を凝らして草原の中を探すとセッカのような小さな野鳥がいましたが、コヨシキリでした。大阪の淀川河川敷でお馴染みのオオヨシキリより随分小ぶりです。初めて見ることができました。

更に進んで行くと電線に太いツバメのような野鳥、ノビタキが留まって尾を上下させたり、ぐるっと回転したりしていました。アオジも電線に留まってました。


ほどなく湿原センターに到着、駐輪場に自転車を停めてサロベツ原生花園の木道を散策します。展望台からは遠くに利尻富士が霞んで見えてました。湿原は木がなくて日射しを遮るものがないので結構蒸し暑かったです。アヤメがシーズンというものの群生してないので目立ちません。サロベツでしか見られない野鳥のツメナガセキレイには残念ながら出逢えませんでした。6月に居たそうです。木道一周で切り上げ、併設のレストランでソフトクリームをいただきました。湿原の周りは乳牛の牧場が多かったです。セイコーマートに寄って食べ物を調達し、豊富駅に戻り自転車を返却して預けていた荷物を受け取ります。豊富は無人駅ですが特急が停まります。



特急サロベツ(261系)が車輌変更なくやって来ました。札幌から来た特急宗谷が稚内駅で折り返し特急サロベツになってます。せっかくなのでちょっと贅沢してグリーン車(指定+3,660円)の一人席に座って終点旭川迄の3時間黙飲食しながらゆったり寛ぎました。旭川で向かいに停車中の特急ライラック(えきねっとで45%割引)に乗って札幌に着いたのが18時25分、4日間の避暑旅行が終了しました。

礼文薄雪草(3日目)


涼しい礼文島3日目の朝を迎えたキラキラです。またまた朝一番に温泉大浴場へ行きましたが、すぐに5、6人が入ってきましたが、喋らないし、湯船は3つ(温泉は2つ)あり、顔や身体を洗ってる人、髭を剃ってる人がいるので余裕がありました。部屋に戻り窓から外をみるとバスが3台下で待機しています。朝食は混みそうなので時間を遅らせて7時半からにしました。朝食は6時半から8時までと短いのです。
パンとコーヒーに和洋中のおかず😅

天気予報は11時まで曇りのち晴れ、風は強いので岬は諦めて、礼文林道コースを歩き今開花しているレブンウスユキソウの群生地を見に行くことにしました。花の礼文島を代表するのは、レブンアツモリソウ、ランの女王と呼ばれ5月下旬から6月中旬の開花時期は観光客で群生地はいっぱいになるそう。ゆるキャラの'あつもん'まであります。
レブンアツモリソウ(北海道庁提供)

1ヶ月遅れで見れなかったので今回は代わりにレブンウスユキソウです。この花も礼文島の代表的な花で観光協会発行の礼文島到達証明書の写真になってます。

9時前にホテルをチェックアウトし、フェリーターミナル前の店で電動自転車をレンタルして林道入口へ向かいました。林道は自転車がパンクしそうな道なので仕方なく入口で停めて歩きます。グーグルマップを見ながらズンズン登っていくとレブンウスユキソウ群生地の看板が有りました。北向き海側の斜面に白い花が散在していました。





このあたりは風が強く寒いので林道を引き返し下山してサイクリングへ、長いトンネルを抜け北側の海岸を走り行き止まりの地蔵岩前まで行って折り返しました。

利尻富士

利尻昆布

午後からは隣の利尻島へ渡り、バスに乗って利尻富士を眺めながら時計の反対回りに観光しました。利尻島観光は有名な割りにリピーター比率が非常に低いのが悩みだそうです。残念ながらこの日の利尻島のホテルが満室のため最終のフェリーで稚内へ渡ります。今回は1等和室、横になって休めます。こっちの方が1等指定席より安いのですが、窓からの眺望の違いでしょうか。キラキラは和室の方が絶対好みですね。

夜19時過ぎに稚内駅に行くと窓口だけでなく自動券売機もクローズしていて'えきねっと'で予約した翌日の特急の切符が発券できませんでした。駅近のホテルが予約取れなかったので、ワンマンカーの最終列車に乗り終着の幌延駅で下車、ビジネスホテルに宿泊します。夜、寒いです。礼文島避暑の旅は3日目でこうして終了しました。

涼しい礼文島(2日目)

涼しい礼文島の朝を迎えたキラキラです。早朝5時半に温泉大浴場に一番乗り、誰もいない温泉に浸かり身体を温めます。午前は島に1台の2階建の定期観光バスで景勝地巡り、スカイ岬、スコトン岬、桃岩猫岩、北のカナリアパークの順に訪れます。桃岩猫岩までは曇り、特にスコトン岬では風が強く寒かったです。この天気ではゴマフアザラシは日向ぼっこしていませんでした、残念です。
スカイ岬、晴れてたらなあ

猫岩(後姿)

フェリーターミナルに戻ったのが12時半、一昨年の夏に積丹半島でウニ丼食べた時は本日は赤ウニは採れず白ウニ(ムラサキウニ)だけですと言われて白ウニ丼を食べましたので、今回は赤ウニ(エゾバフンウニ)の丼をいただくことにしました。メニューには生ウニ丼時価となってます。名前を書いて10分ほどして呼ばれてテーブルに案内され、エゾバフンウニの丼を注文、5,500円でした。

ワサビをどけ醤油なしでいただきました。
午後から晴れてきましたので昼食後に路線バスで桃岩登山口まで行って5.7km、約3時間のトレッキング桃岩展望台コースにチャレンジです。

桃岩の横まで登って来ると風が強くなり帽子が飛ばされそうになります。皆さん桃岩展望台で引き返すので、この先はキラキラ1人で素晴らしい景色を見ながらズンズン進んでいきます。



やっと元地灯台が見えてきました。あとはずっと下り、利尻富士が目の前に見えてます。

北のカナリアパーク


バスは1時間以上待ち時間があったので、映画ロケ地の北のカナリアパークから海岸沿いの道へ降りて歩いていると運良くタクシーを拾えてホテルまで戻りました。早速浴衣に着替えて温泉大浴場に一番乗りで冷えた身体を温めます。


部屋で大相撲をTV観戦後にレストランで夕食、ツアー客で大盛況でしたが、キラキラは1人で利尻富士を望む窓テーブルでゆったりと食事、蟹が毛ガニになってました。ワイン(余市)を赤、白と頼んだのですが、お酒は辛口派なのにフルーティーな白が美味しかったです。最後はご飯にイクラを載っけて食べ、ほろ酔い且つ満腹になったところで2日目終了です。

札幌から避暑に礼文島へ行く


7時30分札幌発稚内行きの特急宗谷、いきなりの車両変更で261系から馬力のない旧型になり所要時間が17分延びて5時間27分になるとのアナウンスが。案の定、3時間過ぎた頃に左の背中が痛くなってきたので、その場でロキソニンテープを貼りました。



稚内でタコ(ミズダコ)しゃぶ定食を食べた後、礼文島行きのフェリーに乗ってるうちになんとか痛みは和らぎました。普段の生活では滅多にないのに長距離の旅行の度に背中が痛くなるのでは困ります。礼文島行きフェリーの最終便はネット予約できた指定席(1等)は僅か3名、誰も確認に来ないので好きに移動し最前列真ん中でスマホに充電して過ごしました。検索すると1等和室がゴロンとマットレスの上で横になれてもっと寛げて背中にも良さそうでした。帰りは和室にします。



1時間50分の船の旅を終え、ホテルに17時に到着。外は曇りで風があり気温17度、早速浴衣に着替えて温泉大浴場にドボン、浴室のガラス越しにぼんやり利尻富士が見えます。移動の疲れを癒した後は夕食、特産のウニの小鉢、鮭のチャンチャン焼きがついてました。カニを食べるのに時間がかかりますが、これは黙食にする秘訣でしょうか。このホテルそれなりに良いのですが、WIFIが使えないのが不便で、持参のUQのWiMax2も反応しませんでした。因みに一番人気は吉永小百合が映画ロケの時に泊まったホテル'花れぶん'だそうで連泊予約できなかったので諦めました。部屋の窓を開けソファーに座り、売店で買った軽めのアルコール飲料をグラスで飲みながら涼みます。22時には疲れて床に、翌日に備えます。最北端への避暑の旅第1日目はこうして終了です。